VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

三島由紀夫を読み返す

三島由紀夫を読み返す(31)他人の救済

ちょうど50年前の今日を想い、3年半ぶりにシリーズの復活。

三島由紀夫を読み返す(30)シンクロニシティという包丁

「三島由紀夫を読み返す(29)」からのつづき・・・ by goodじいさん×miss ×痴陶人 edited by ぼそっと池井多 改行、細部の改訂は編集者による。 goodじいさん: 痴陶人氏には或る部分見透かされていますね。^^ トルナトーレ監督「鑑定士と顔の無い依頼人…

三島由紀夫を読み返す(29)共時性と共感性・何の変哲もない日常を語る効用

「三島由紀夫を読み返す(28)」からのつづき・・・ by 痴陶人 痴陶人: シチリア繋がりで「シチリアの娘」(*1)から、 映画監督ジュゼッペ・トルナトーレを思い出し、 昨秋見逃していたトルナトーレの最新作「ある天文学者の恋文」を ツタヤでDVDを借りて見まし…

三島由紀夫を読み返す(28)登攀の時代

「三島由紀夫を読み返す(27)」 「スパゲッティの惨劇(24+)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × ぼそっと池井多 痴陶人: 今回「スパゲッティの惨劇(24+)腹いせ婚」における 私の失礼な推測に誠実にお答えいただき、 私にはまた新たな側面が気になってき…

三島由紀夫を読み返す(27)復讐としての自己否定

「三島由紀夫を読み返す(26)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × ぼそっと池井多 痴陶人: 最近、ある女性の脳科学者の テレビでのコメントで興味深い話を聞きました。 人間の性格は、二、三歳で決まるというのです。 これは、三つ子の魂百までと言われるよ…

三島由紀夫を読み返す(26)本質的な弱者

「三島由紀夫を読み返す(25)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × ぼそっと池井多 同学年 痴陶人: 思えば、私とぼそっとさんとの出会いは、 三島や吉本とやはり同学年で、 東大の同窓でもある吉行淳之介と三島の対比を 紅孔雀さんのブログで私がやった文章に…

三島由紀夫を読み返す(25)吉本隆明の三島観

「三島由紀夫を読み返す(24)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 この「三島由紀夫を読み返す」というシリーズでは、 昭和生まれの日本の男性の、とくにインテリ層が、 いかに根深く三島由紀夫という作家によって 「男らしさ」というジェンダー概念を…

三島由紀夫を読み返す(24)最後の肉声

「三島由紀夫を読み返す(23)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 一昨日、TBSの社内から 1970年2月19日に録音したものと見られる 三島由紀夫の録音テープが見つかった(*1)として、 だいぶニュースになった。 *1.http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_new…

三島由紀夫を読み返す(23)

by J.I. 今日は憂国忌である。 一年前の今日、私はこの 「三島由紀夫を読み返す」 というシリーズを始めさせていただいた。 始めようと思った原点は、 いまの日本の精神医療における男女不平等であった。 男性の精神的被害が、 治療の対象としてまともに取り…

三島由紀夫を読み返す(22)病人の資格

「三島由紀夫を読み返す(21)」からのつづき・・・ by 痴陶人×J.I. 痴陶人: 実は、病人の資格がないという言葉は、ここ数ヶ月私自身が感じていた心境です。 イッパシの病人気取りでチームぼそっとに参加して、ぼそっとさんやナガレとやり取りしたり、ニャ…

三島由紀夫を読み返す(21)

「三島由紀夫を読み返す(20)」からのつづき・・・ by 痴陶人 痴陶人: 紅孔雀さんとぼそっとさんの食い違いは、論点のズレというより、位層の違いですね。 その事は、随分前から気づいて、気になっていました。 ですから、紅孔雀さんにチームぼそっとに対…

三島由紀夫を読み返す(20)

「三島由紀夫を読み返す(19)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人: まず、三島のダブルという表現を始められたのは、私ではなく、ぼそっとさんの方ですよ(笑)。(*1) *1.「父から逃げられない私(43) 三島由紀夫と死の恐怖」参照。 http://blogs…

三島由紀夫を読み返す(19)

「三島由紀夫を読み返す(18)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 J.I.: AVという言葉ではないが、 痴陶人さんも過去に児童虐待とSM業界の類似構造について 言及されていたことがあった。(*1) *1.「立ち上がるAV女優たち」 http://blogs.yahoo.co.jp/vos…

三島由紀夫を読み返す(18)「第二の性」事件

「三島由紀夫を読み返す(17)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人: 二人のフェミニスト ボーヴォワール(*1)が嫌いだ。 ジェンダーという概念を発明し、女性開放運動の創始であり、サルトルと対等に付き合い、フランス婚の礎を作ったともいえる、…

三島由紀夫を読み返す(17)フロイト論

「三島由紀夫を読み返す(16)」からのつづき・・・ 「同じ少女を愛した私たち(17)」からもつづく・・・ by J.I.×痴陶人 J.I.: では、三島はフロイトを どのように評価していたのでしょうか。 このような文献を掘り返してみました。 フロイト「芸術論」(*1…

三島由紀夫を読み返す(16)ラーメンより大切なもの

「三島由紀夫を読み返す(15)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人: 向田邦子のエッセイ集「無名仮名人名簿」に「孔雀」という作品があります。 ちゃんと読み返そうと、書店や古本屋を探しましたが、ありませんでしたので、記憶を頼りに内容を申…

三島由紀夫を読み返す(15)

「三島由紀夫を読み返す(14)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 J.I.: 「たとえばコイタス(性器の挿入)を含む虐待をしたから、 たとえば重度の解離という後遺症に悩むようになった」 というように、 特定の「病因」と「症状」を1対1対応で考えること…

三島由紀夫を読み返す(14)

「三島由紀夫を読み返す(13)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人さん: ナガレさんとメールでいろいろやり取りをしました。受け持たれた学年は違いますが、担任が二人も被っていました。 どうやら私とナガレさんは、あの高校で、同じ地を這う動…

三島由紀夫を読み返す(13)

「三島由紀夫を読み返す(12)」からのつづき・・・ by 痴陶人×J.I. J.I.: 結局、その人が何を言いたいか、ですよね。 内容が、文体の出馬を要請しますよ。 私が本プロジェクトで 「生の声」を発するサバイバーたちの言葉が尊いと思うのは、 けっしてその人…

三島由紀夫を読み返す(12)

「三島由紀夫を読み返す(11)」からのつづき・・・ by 痴陶人×J.I. 痴陶人さん: >『地下室の手記』と『罪と罰』は 貸借対照表として読めるわけですね。 どこだったか、三島が『仮面の告白』を書いたことについて「あれによって自分の貸借対照表を明らかに…

三島由紀夫を読み返す(11)

「三島由紀夫を読み返す(10)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人さん: (「スパゲッティの惨劇(1)」(*1)を読んで、)お母様の言葉は、ポルノグラフィ、とりわけSM小説のサディストが、無垢な生け贄に、四文字言葉や快感を無理矢理口にさせる…

三島由紀夫を読み返す(10)

「三島由紀夫を読み返す(9)」からのつづき・・・ by 痴陶人 × J.I. 痴陶人さん: 人は絶望に際し、何故英雄感、万能感を欲するのか。またそれが何故幼児的万能感として現れるのかという問題です。 人は人世に躓いた時、躓く前に遡り、人生をやり直したいな…

三島由紀夫を読み返す(9)

「三島由紀夫を読み返す(8)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 痴陶人さん: 何もかもなくした絶望の中で、人はその自尊心をどのように快復させようとするのか、ここに私の興味があります。 例えば、バーチャルな世界の交流を自分の全てと考えていた男…

三島由紀夫を読み返す(8)

「三島由紀夫を読み返す(7)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 痴陶人さん: 私は、三島やドストエフスキーを読むのと同じ位層で、ぼそっとさんのブログを読んでいます。 そして、三島やドストエフスキーに突然現れる突飛な言葉をきっかけにして、彼ら…

三島由紀夫を読み返す(7)

「三島由紀夫を読み返す(6)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 痴陶人さん: 私がぼそっとさんの営みを新しい文学だというのは、TVがDボタンで視聴者参加番組として機能誌始めているのと同じような部分です。 テレビの可逆性同様、文学にも可逆性があ…

三島由紀夫を読み返す(6)

「三島由紀夫を読み返す(5)」からのつづき・・・ by J.I. ×痴陶人 痴陶人さん: 同じ日の報道だったということで、ここ(*1)に書かせて頂きます。 私が興味を持ったのは、札幌母娘殺傷事件です。 かねてより、ストーカー事件が報道される度、気になっていた…

三島由紀夫を読み返す(5)

「三島由紀夫を読み返す(4)」からのつづき・・・ by J.I. × 痴陶人 なるほど。 痴陶人さんの三島観がわかってまいりました。 20年ほど前まで、 私も自分が「虐待」を受けた、 とは思っていませんでした。 まず「虐待」というと、私には 「物理的に殴った…

三島由紀夫を読み返す(4)

by J.I. 以前、ブロ友の痴陶人さんは、 巷間の文芸評論家も指摘していない、 三島由紀夫と、彼の母との関係が、 『仮面の告白』のなかに描かれていることを コメントで指摘してくださった(*1)。 *1.http://blogs.yahoo.co.jp/vosot_just/65153118.html#65163…

三島由紀夫を読み返す(3)追悼・野坂昭如

by J.I. 作家、野坂昭如(のさか・あきゆき)が12月9日に死んだ。 翌日には追悼記事を出したいと思ったのだが、 自らの身辺で書くことが山ほどあり、 どうしても後回しになった。 野坂昭如の追悼を、 なぜ「三島由紀夫を読み返す」でおこなうかというと 私に…

三島由紀夫を読み返す(2)のぞき見の老人

by J.I. 先月11月13日、法務省より発表された 「2015年犯罪白書」によると、 性犯罪のうち「痴漢」や「盗撮」などは、 大学進学者が3割以上となるなど、 単純強姦など他のタイプに比べて 高学歴者の割合が高かった、という(*1)。 *1: 犯罪白書:高齢受刑者…

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