VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

支援者だった私

支援者だった私(15)連載打ち切り・あばかれた作家の素顔 ー鈴木良太・著『片隅の彼 : あなたに一体、私の何が解るというのですか』をめぐって

鈴木良太の連載を中止する。その理由は……

支援者だった私(14)片隅の彼<9>ニートとひきこもり

「よくニートなんて言葉が使われることがあるけど、 ひきこもりと、そのニートとは ちょっとニュアンスが違うのかな?」 「ワッ、ワタクシの個人的な見解でいいですか?」 「何でもいいよ」 私がそう言うと、なぜか宮内君は また急に小さくなってオドオドし…

支援者だった私(13)片隅の彼<8>

第 二 章 その後も何度か 南国若者支援センターの事務所に顔を出したが、 相変わらず宮内君はいつも居場所の参加者たちとは別に、 和室で一人読書などをしていた。 私が突如来所すると、 毎回彼は恰も家財を盗み出して、 裏口からまんまと逃げ遂せたと思った…

支援者だった私(12)片隅の彼<7>

私の自己紹介が終わると、 その場にいた全員が今度は拍手で応えてくれた。 私はまた胸の中で苦笑した。 が、だからと言って 、別に私がそこにいた青年たちに 悪い印象を抱いた訳ではなかった。 今度は彼らが一人一人順番に自己紹介をしてくれた。 自助グルー…

支援者だった私(11)片隅の彼<6>「ひきこもりらしく見せる」とは

八月の終わりに、私と同じように 自助グループのスタッフをやる人同士の顔合わせがあり、 それから実際に自助グループが立ち上がる十月までの間に、 財団の本部の一室で、 二週間に一回ほどの割合でミーティングが持たれた。 スタッフは私を含めて五人で、 …

支援者だった私(10)片隅の彼<5>

私は両親の公認の下、 暫く伯父の家に預けられることになった。 西東京の外れにある借家で、 伯父や伯母と一緒に、 非行歴のある少年たちと共同生活を始めた。 そこでも最初私は相変わらず 以前とは人が変わったように無口であったが、 そこでの生活は色々な…

支援者だった私(9)片隅の彼<4>

私はもちろん、最初伯父のこの申し出を断った。 そんなこと私にできる筈がない。 興味もなかったし、やりたくもなかった。 第一、確かに最近私はひきこもり気味とは言え、 その条件に当て嵌まらないのではないか。 だが、伯父は取り合わなかった。 「別にい…

支援者だった私(8)片隅の彼<3>

高校を卒業後、 彼は都内の有名な私大に進学したが、 三年になっても四年になっても、 就職活動をすることができなかった。 卒業後も仕事に就くことができず、 翌年とその翌々年、公務員試験に挑戦したが、 筆記は通っても、面接で躓き、 結局採用に至ること…

支援者だった私(7)片隅の彼<2>

時々拗ねたように口を閉ざすことはあっても、 私と二人だけの時、 基本的に彼はよく喋る。 普段、彼のような青年たちのための「居場所」の中では、 ほかの人たちから距離を置いて、 まるで俺とお前たちとは 最初から全てが違う人間だと言わんばかりに (そし…

支援者だった私(6)片隅の彼<1>

「支援者だった私(5)」からのつづき・・・ 解説 by ぼそっと池井多 本シリーズの主人公にあたる 中原手次郎ことsum*g*ou*ei こと鈴木良太さんが、 このたび小説を出版することになった。 その内容を細分化し、 本プロジェクトで連載していくことに関して …

支援者だった私(5)精神科医を訪ねたあと、自殺した彼女

sum*g*ou*ei : つい昨日、私がひきこもりの支援のNPOをやっていた時の会員のお母様から電話がありました。彼女の娘さんは私たちの支援のかいなく、9年前に自ら命を絶ってしまったのですが、今でもお母様とは近況を報告し合う仲です。昨日も昔話に花を咲かせ…

支援者だった私(4)仮面の告白

「支援者だった私(3)」からのつづき・・・ 「貧困と人づきあい(59)また生活保護叩き、現わる」からもつづき・・・ Edited by ぼそっと池井多 sum*g*ou*ei : ボソットさんが恥も外聞もなく、私は50代半ばです。私は生活保護を受けてます。ここで何度も聞…

支援者だった私(3)過激派同士

「支援者だった私(2)」からのつづき・・・ by 鈴木良太 五月某日。 仕事で上野公園に行った。 ガイドヘルパーとしての仕事であった。 利用者は14歳の時に脛椎を損傷して、現在58歳の男性。 ここ一年ぐらい彼のガイドヘルプをするのが 私の仕事となってい…

支援者だった私(2)ひきこもり当事者との出会い

「支援者だった私(1)」からのつづき・・・ 前回もご好評いただいた、 元ひきこもり支援者だった鈴木良太さんの 半生をふりかえっていただいた文章のつづきである。 支援者だった私(2) ひきこもり当事者との出会い by 鈴木良太 大学時代の私にとって、 …

支援者だった私(1)

「当事者活動を考える(11)」からのつづき・・・ 今日から始まる新シリーズである。 と言っても、正確には第1回ではなく、 第2回にすべきところである。 先日、「当事者活動を考える(11)」で 元・支援者であった鈴木良太さんからのご投稿を載せたところ …

当事者活動を考える(11)「元・支援者として想う」

「当事者活動を考える(10)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 たいへん興味深いご投稿をいただいた。 「元・当事者」「経験者」という方は多いが、 「元・支援者」というアイデンティティを持つ方は あまり会わない。 しかし、今からご紹介する鈴木良…

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