VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

殴られ続ける私

殴られ続ける私(72)いまさら離婚されたら…

「殴られ続ける私(71)」からのつづき・・・ ウツコ 若いころに離婚できなかったのには、 「離婚は悪」みたいなことをいう、 時代的背景もありましたね。 このくらいまで齢をとってきて、ようやく 「やっぱり離婚したほうがいいのかな」 と自分の頭で考えら…

殴られ続ける私(71)

「殴られ続ける私(70)」からのつづき・・・ ウツコ 結婚してからは、 笑っていると、 「そんなところでよく笑えるな」 と夫がいうものだから、 だんだん笑わなくなっていきました。 もう、笑ってもいけないし… もう、わたし自身がなくなったみたいな… だか…

殴られ続ける私(70)

「殴られ続ける私(69)」からのつづき・・・ ウツコ 結婚前は年賀状も何百枚と書くほど お友達が多かったんですが、 結婚してからは、もう年賀状も書けなくなったのです。 ……。 ……。 ・・・「殴られ続ける私(71)」へつづく

殴られ続ける私(69)

「殴られ続ける私(68)」からのつづき・・・ ウツコ 夫が「殴る男」だということは、 結婚して出産しなければ、わからなかったのです。 それは、私の成長過程に問題があった、 といえば、そうなのでしょうけれど。 私はオボコだったのかもしれません。 結婚…

殴られ続ける私(68)

「殴られ続ける私(67)」からのつづき・・・ J.I. そもそもなぜ 今の殴る旦那さまといっしょになったんでしょうか。 ウツコ もう幼稚…、 こっちも幼稚、あっちも幼稚。 J.I. ほかに選択肢がなかったのでしょうか。 ウツコ あのう、自分でいうのもおかしいん…

殴られ続ける私(67)

「殴られ続ける私(66)」からのつづき・・・ J.I. 私の原家族は、母親による精神的暴力がひどくて、 父親も私たち息子も、びくびくして生きていましたから、 「寺内貫太郎一家」に出てくるような 「ちゃぶ台をひっくり返す親父」 という暴力的な父親は、 い…

殴られ続ける私(66)

「殴られ続ける私(65)」からのつづき・・・ J.I. へえ、そうやって言葉にしていただくと、 そういうふうに考えておられる方が実際にいるんだな、 とわかって「へえ」と思います。 つまり、 「結婚すればしぜんに幸せになっていくんだ」 と考えている方がい…

殴られ続ける私(65)

「殴られ続ける私(64)」からのつづき・・・ ウツコ 結婚前は、夫婦喧嘩なんてものが 実際にあるだなんて思ってもいなかった。 結婚すれば、しぜんに理想的な家庭ができあがっていくと どこかで思っていたんですね。 でも、子どもが生まれてからだんだん夫…

殴られ続ける私(64)

「殴られ続ける私(63)」からのつづき・・・ J.I. 暴れている夫さんが発しているメッセージがわからないから 「あんた、いったい何が言いたいの?」 と聞いたら、どうなりますか。 ウツコ そんなことが聞ける状況ではないし、 たとえ、言っても、 また殴っ…

殴られ続ける私(63)

「殴られ続ける私(62)」からのつづき・・・ J.I. 私の家では母親からの虐待が激しかったのですけども、 父親は母親を止めてくれなかったのです。 それは、いまにしてみれば、 父親自身が母親から虐待されるのが怖かったから、 止めるに止められなかったの…

殴られ続ける私(62)

「殴られ続ける私(61)」からのつづき・・・ ウツコ 夫が子どもを叩いたりしているときに 私が止めようとすると、 もっと子どもを叩くようになります。 私が夫の子どもへの暴力を止めて 私に暴力が向いてくるなら まだ止めようとする甲斐もあるんですが、 …

殴られ続ける私(61)

「殴られ続ける私(60)」からのつづき・・・ ウツコ 私が出かけていたときに、 夫が暴力的になり、子どもを叩き始め、 子どもは家の外へ逃げたのですが、 夫は追いかけていき、 子どもが溝に落ちたところで追いついて、 そこで子どもを叩いていたところを …

殴られ続ける私(60)

「殴られ続ける私(59)」からのつづき・・・ J.I. あの当時は、 「親が離婚すると子どもが不良になるよ」 という偏見を世間が増長していたから、 よけいにシングル・ペアレントの子どもが そういう目で見られ、そういう境遇に追いやられていた というような…

殴られ続ける私(59)

「殴られ続ける私(58)」からのつづき・・・ ウツコ 私たちが親をやっていた時代は、 「親が離婚したら子どもが不良になるよ」 ということが頭にあったんです。 「親は両方そろっているのがふつう」 みたいな風潮があって、 そうでない家族のかたちになるの…

殴られ続ける私(58)

「殴られ続ける私(57)」からのつづき・・・ J.I. さきほど、 「夫に殴られて隣の部屋に逃げた」 というお話を聞かせていただきましたが、 隣の部屋といわず、思い切って家の外に逃げる、 そして隣近所の人に助けを求める ということはできなかったのでしょ…

殴られ続ける私(57)

「殴られ続ける私(56)」からのつづき・・・ J.I. 先ほど、「夫になぐられて隣の部屋に逃げていった」 というお話をしてくださいましたが、 なぐられて、そのまま家の外へ逃げていくことは なかったのですか。 ウツコ そんなことは……、あったかな…… J.I. も…

殴られ続ける私(56)

「殴られ続ける私(55)」からのつづき・・・ ウツコ 私のうちは、 私が夫から暴力を受けていたので、 私も子どもたちに(暴力を)やっていた、 ということがありますよ。 自分が暴力を受けていたので、 それを「受け流す」というような…… 弱いほうへ行くん…

殴られ続ける私(55)

「殴られ続ける私(54)」からのつづき・・・ ウツコ 私は自分ではぜんぜんうつ病と思ってなかったけど、 うつ病とわかって、 「これは私が悪いんじゃない」という感じで 人に言うと気が楽になるというのありますよね、 あれみたいな、あれでちょっと 人に言…

殴られ続ける私(54+)猛暑番外篇

昨日の電話。 J.I. ウツコさん、お暑いですね。 調子はいかがですか。 ウツコ 暴力をふるう夫が一階にいて、 二階に避難しているんですが、 二階はエアコンが壊れてて、 扇風機もなくて 夜は暑くて寝られません。 昼は35度で居られません。 J.I. 修理業者の…

殴られ続ける私(54)

「殴られ続ける私(53)」からのつづき・・・ J.I. もちろん 「家庭内のイザコザは家庭の外に出したくない」 というのが現在でも平均的な日本人の意識の持ち方でしょうけど、 それとちょっと切り離して、 たとえば学校のいじめの場合を考えてみてください。 …

殴られ続ける私(53)

「殴られ続ける私(52)」からのつづき・・・ J.I. 「殴られ続ける」お立場としては、 どうなんですか、 夫に殴られるということは 「恥ずかしい」ことなのですか。 ウツコ 殴られること自体が恥ずかしいということではなくて そういう騒動が隣近所に聞こえ…

殴られ続ける私(52)

「殴られ続ける私(51)」からのつづき・・・ J.I. 自分がふるう暴力に関しては ダンナ様はどう考えていらっしゃるの? ウツコ (自分がしていることが 暴力だという認識が)あったら、 (暴力が)できないと思うんですよ。 自分がしていることは当たり前 と…

殴られ続ける私(51)

「殴られ続ける私(50)」からのつづき・・・ ウツコ 夫には 「そんな大声でどなったら 近所に聞こえるから、恥ずかしいからやめて」 と言ったことがあるんですけど、夫は 「そんな、どこのうちでも 同じようなことをやってるんだから 気にすることはない」 …

殴られ続ける私(50)

「殴られ続ける私(49)」からのつづき・・・ J.I. (あなたの暴力夫が)どなったときに 近所に聞こえている ということはなかったのですか。 ウツコ ありましたよ。 でも、聞こえてても こっちもいちいち (「うちの主人が騒いでおりまして」 とか)言い訳…

殴られ続ける私(49)

「殴られ続ける私(48)」からのつづき・・・ J.I. 夫に殴られて逃げる、というときに、 ウツコさんの場合、おうちが大きいようですから 隣の部屋に逃げる ということがまず考えられますよね。 ウツコ むかしは、隣の部屋に逃げたくらいじゃ 追っかけられる…

殴られ続ける私(48)

「殴られ続ける私(47)」からのつづき・・・ J.I. いちどきに何発もなぐられるんですか? ウツコ 私もそんな馬鹿じゃないから 一発なぐられたら、あとは逃げますけど。 ……。 ……。 ・・・「殴られ続ける私(49)」へつづく

殴られ続ける私(47)

「殴られ続ける私(46)」からのつづき・・・ J.I. 夫婦のあいだでどちらかの持ち物を捨てられる といった話は、けっこう聞くのですね。 だから、それを暴力だとか病気だとかいうと おおげさな話になるのでは。 ウツコ 「ものがない」というときに 捨てた責…

殴られ続ける私(46)

「殴られ続ける私(45)」からのつづき・・・ ウツコ このあいだも水切りタッパーを 主人に無断で捨てられたんですよ。 水切りタッパーっていうのは、 タッパーの…… タッパーってわかる? J.I. わかりますよ。 残り物とか、入れておくやつでしょ。 ウツコ そ…

殴られ続ける私(45)

「殴られ続ける私(44)」からのつづき・・・ ウツコ 結婚するときに友だちが書いてくれた寄せ書きとか ノートとか、書類とか、本とかを 本棚に入れといたんですよ。 そしたら子どもが小学校に上がるときに 「本棚は空にしておかなきゃいけないんだ」 と夫が…

殴られ続ける私(44)

「殴られ続ける私(43)」からのつづき・・・ J.I. ウツコさんは今、おうちに帰られると 結局どんな生活なんでしょうか。 ……。 ……。 ウツコ 夫が、私の生活している二階へ上がってこられないように 階段をあがったところ、二階の入り口に鍵をつけてもらいま…

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