VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

海外ひきこもりだった私

やっぱり今日もひきこもる私(321)東京のひきこもり、北海道へ向かう<9>40年前の生ぬるいビールの記憶

40年前の札幌の記憶は、大通り公園でも時計台でもない。駅の南に広がる地下街のすし屋で飲んだ一本の生ぬるいビールだった。

海外ひきこもりだった私(29)「お互いちゃんと生きているかを見たい」

最後に会った飲み会の席で、創一さんが何気なく言ったことばが、長らく私に突き刺さった。

海外ひきこもりだった私(28)熱い父と息子の関係

私と父のあいだには、父と息子らしい熱い衝突はなかったのではないか。

海外ひきこもりだった私(27)支援者は支援の対象を「語る」ことしかできない

なぜ「語る会」という名称であったのか。それは、支援というものの本質を向こう側に突き抜けるまで考えた、一つの結論ではなかったか。

海外ひきこもりだった私(26)限りある言葉の舟 ~ 私が「国際ジャーナリスト」であった理由

なぜ、ひきこもりの私が「国際ジャーナリスト」などという外向的な肩書きを持っていたのか。

海外ひきこもりだった私(25)フルマラソンは走らない

四半世紀前のちょうど今ごろの季節、師匠が急逝した。 私の存在基盤が崩れた。

海外ひきこもりだった私(24)私とフランスとの出会い初め

初めてパリに行った日の記憶。……

やっぱり今日もひきこもる私(239)「地域で支えるひきこもり」運動の危険性 その5 「そとこもり」の原理

いちばん怖いのは、知らない人ではなく、知っている人……

スパゲッティの惨劇(71)「親の死に目に会えない」はいけないことか

「親の死に目に会えない」は懲罰として機能するのか

海外ひきこもりだった私(23)「そとこもり」をした理由 ~ 異邦へ行けば異邦人性は正当化される

なぜ私は海外ひきこもりになったのか。その理由の根源に迫ってみた。 在日へのあこがれ。異邦人性。そして「そとこもり」の心地よさ。……

海外ひきこもりだった私(22)言語フェティシズム<2>

自分という存在を峻厳に拒む「社会」へしたたかに潜入し、望まれない社会参加を企てる子どもは、両親たちが交わす謎の信号を傍受し、未知の意味体系を解析する。

海外ひきこもりだった私(21)言語フェティシズム<1>

「海外ひきこもりだった私(20)」からのつづき・・・ Edited by ぼそっと池井多 みるく: 深い物語には、深い物語が呼応する。 ぼそっとさんのこの珠玉のエッセイ(*1)に私も心を揺さぶられた一人ですが、そんな思いを持ってみなさまのコメントも拝読しまし…

貧困と人づきあい(85)団塊の世代の父親と「権力」

「貧困と人づきあい(84)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 このシリーズの前回「貧困と人づきあい(84)」では、 ひきこもりの子どもと 政治の話をしたいと思っているお父さんが 親子対話の不在に陥っているパターンについて考えていた。 そこへ、川…

海外ひきこもりだった私(20)責任と冤罪をめぐる大団円

「海外ひきこもりだった私(19)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 こうして私は、 一人も在日コリアンの人を現実に知らないままに、 在日の支援活動をやっている知識人、 鈴澤先生に父親像を投影することになった。 在日の支援活動をおこなうことを理…

海外ひきこもりだった私(19)2010年代のひきこもりと1970年代の在日朝鮮韓国人

「海外ひきこもりだった私(18)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「海外ひきこもりだった私(18)」で述べたような次第で、 私は自分の生活や交流の中において、 たった一人の在日コリアンも知らないうちに、 在日コリアン支援のための活動をや…

海外ひきこもりだった私(18)アルジェリアと朝鮮半島

「海外ひきこもりだった私(17)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「海外ひきこもりだった私(17)」で述べてきたように、 ゼミの主任教授に対して 悶々と父親像の投影をし、 母親への対抗原理を求めていることを、 ずっと私は、ものすごい恥とし…

海外ひきこもりだった私(17)母親への対抗原理を求めて

「海外ひきこもりだった私(16)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 このように若い頃の私は、 母親への対抗原理を求めて、 「父親像」として鈴澤先生に吸着していったふしが うかがわれる。 「対抗原理」などというと、 なにやら小難しく響いてしまう…

海外ひきこもりだった私(16)ひきこもりと自己責任

「海外ひきこもりだった私(15)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「海外ひきこもりだった私(15)」で書かせていただいたことを、フロイト流に解釈すると、私は鈴澤先生に父親像を投影し、鈴澤先生は私の超自我になった、ということである。 20…

海外ひきこもりだった私(15)35年前にさかのぼる発言責任

「海外ひきこもりだった私(14)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 それでは、 鈴澤先生はいったいどのように責任をとらえていたか。 そのことを物語る、一つの格好なエピソードがある。 ときに1980年、 鈴澤先生は3度目の留学・研究でフランスへ向か…

海外ひきこもりだった私(14)「責任」という響きの予防注射

「海外ひきこもりだった私(13)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 継続的につづっている数々の手記のなかでも、 この「海外ひきこもりだった私」というのは、 「スパゲッティの惨劇」とならんで、 私にとってもっとも重要なシリーズの一つのつもりで…

海外ひきこもりだった私(13)主任教授の専門を知らずに

「海外ひきこもりだった私(12)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「海外ひきこもりだった私(12)」につづき、 私が大学の前期から後期へ進むとき、 つまり、大学二年から三年になるときの話である。 これは、けっこう大きな変化なのだった。 ま…

海外ひきこもりだった私(12)「私」の海外流出 ~ 鈴澤ゼミの私

「海外ひきこもりだった私(11)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ところが、大学合格の発表を持ち帰った私に、 母はひと言も詫びるでもなく、 また、私の快挙を褒めるでもなく、 間髪入れずに開口一番、 こう言ったのだった。 「さあ、お前はこれか…

海外ひきこもりだった私(11)承認されない戦場

「海外ひきこもりだった私(10)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前にも書いたことがあるが、 私は物心つかないころから、母親に 「お前はヒトツバシ大学に行きなさい」 と言われていた。 もちろん、どんな大学かわからなかった。 文系か理系かも知…

海外ひきこもりだった私(10)承認されたかった政治少年 ~ なぜ「そとこもり」に?

「海外ひきこもりだった私(9)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 多くのひきこもりは、自分の社会から撤退するのに、 部屋の中という「内」へひきこもる。 ところが、私の場合、 最初の2年をのぞいて 二十代は自分の社会の「外」へひきこもった。 海…

貧困と人づきあい(58)-2 「なりすまし」と「そとこもり」と「留学」

「スパゲッティの惨劇(61)弟の裏切り」 「貧困と人づきあい(58)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 先日、本ブログを愛読してくださっている方から、 こういうご感想をいただいた。 「ぼそっと池井多さんの、 西畑酒店の酒を呑む会への『なりすまし…

スパゲッティの惨劇(51)根無し草と漂流 ~ 転勤族と孤独死

「スパゲッティの惨劇(50)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 私が、かれこれ5年前に、 このぼそっとプロジェクトなどということを始めたのは、 一つには、私のかかった精神医療が、 治療者の自己満足と自己実現に終始して、 少しも私という患者に対…

スパゲッティの惨劇(46)子のひきこもりは親が秘めた願望~「異教徒の家」における存在する不在の父

「スパゲッティの惨劇(45)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ひきこもり新聞 紙版 2017年11月号所収 特集「ひきこもりと家族」 当事者手記「子のひきこもりは親が秘めた願望」 ~存在する不在の父~ 編者註:再掲に際しては校正をほどこした。 ゆえ…

スパゲッティの惨劇(36)模範生で学級委員などやっていた私

「スパゲッティの惨劇(35)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「スパゲッティの惨劇(35)」において、 私が高校時代、生徒会長などという野暮なことをやっていた という話をさせていただいた。 これは恥の記憶である。 しかし、考えてみると、 …

スパゲッティの惨劇(35)私が左翼少年であった、本当の理由

「スパゲッティの惨劇(34)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 親から存在承認をもらえなかった私は、 親の代わりを求めていたのだろう。 しきりと自分より年上の世代からの 存在承認に飢える少年となった。 先輩の前では、 ことさらバカでお茶目で忠…

スパゲッティの惨劇(31)阪神淡路大震災とザスト首切りメールの衝撃

「スパゲッティの惨劇(30)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 この「スパゲッティの惨劇」シリーズは、 もともと私の成育歴における心的外傷を言語化するものとして始めたが、 最近はマリアテレサとの書簡集になってしまっていた。 書簡集は、べつの …

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