被災地の内と外
コロナウィルスの影響で、3.11の追悼式が中止されているけれど...
「被災地の内と外(24)」ならびに 「やっぱり今日もひきこもる私(86)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「やっぱり今日もひきこもる私(86)」 に書かせていただいたように、 先週末から岩手県にお邪魔している。 3.11の今日は被災地となった沿岸部…
「被災地の内と外(23)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 被災者にもいろいろな方がいたように、 支援者にもいろいろな方がいた。 物見遊山で来ているような支援者も多かった。 ただ、物見遊山で来る支援者でさえも 「被災地観光」をして、被災地にお…
「被災地の内と外(22)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 流全次郎の自己陶酔 2011年から2014年まで、私は、 東日本大震災の被災地に、 「支援者」として身を置いていた。 かき集められた震災廃棄物に積も…
「被災地の内と外(21)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ××××さま海の幸が届きました。お心遣いいただき、まことにありがとうございます。そろそろホヤも季節の終わりとのこと、梅雨どきのホヤはぷっくらと膨らんで、肉厚で重量感もあり、そしてかな…
「治療者と患者(151)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「しゃべれない男たちの叫び(18) 」(*1) で、豊田真由子衆院議員の暴言暴行事件を取り上げたが、 私なりにいろいろな角度から考察してみたものの、 どうも何か十分ではないという不全感が残…
「被災地の内と外(20)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 3.11という日付が近づくと、 どうしても東日本大震災関連の番組が多くなる。 今年はとくに 「最近になって、ようやく話せるようになりました」 という被災者の方を 取り上げている報道が多い…
「被災地の内と外(19)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 成人の日。 全国の自治体で成人式が執り行われる中、 これまた例年通りに、 ヤンキーっぽい新成人が紋付き袴で舞台の上へ乱入し、 市長などのスピーチを邪魔したり、 式の進行を妨げたりする…
「被災地の内と外(18)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 今朝の福島県沖を震源とする大きな地震による 津波の警報や注意報が つぎつぎと現地では解除されつつある。 5年前の東日本大震災のときの津波が、 私が支援活動していた十浜地区では 最大29m…
「被災地の内と外(17)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 公用車でラブホテル 被災地支援の武雄市職員 風俗店から女性呼ぶ 熊本地震の被災地支援に派遣された武雄市の30代の男性職員が、公用車でラブホテルに行き、風俗店から女性を呼んでいたこと…
「鬱である人・鬱でない人(11)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 大統領が終わったら、 やることがない。 そんな自虐ネタを映像作品にしたオバマ大統領(*1)。 *1.『大統領でなくなったら何をすれば』 BBC News JAPAN http://www.bbc.com/japanese/vi…
「被災地の内と外(16)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 日本経済新聞の浅山亮記者は、本人が熊本のご出身らしく、 それで熊本地震の取材に当たっているようである。 報道する文章(*1)には、 私たちが書くブログのような 当事者としての眼が感じられ…
「被災地の内と外(15)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 毎日放送の山中真アナウンサーの 弁当写真ツイート事件を扱った、 aka*****さんの記事「貧するクレーム社会」(*1)を 私は高く評価させていただいた。 *1.aka*****さん「貧するクレーム社会」 …
「被災地の内と外(14)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「愚痴りたいのはお前だけではない」 熊本地震で被災したタレントの井上晴美さんは、 ネット上でそのように批判されたために ブログを休止することにしたのだという(*1)。 *1.産経ニュース 20…
「被災地の内と外(13)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 九州では、今夜から大雨が予報されている。 一か月分の雨が、一晩で降るという。 「何も、この時期に降らなくたっていいじゃないか」 と、誰もが恨めしく思うであろう。 いまだ家屋の下敷きに…
「被災地の内と外(12)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 いまだ余震が続いている、 昨夜の熊本地震でブロ友のカレエダさんが被災された。 本棚の本がすべて落ちてきて奥さまが埋まり、 部屋の中がメチャクチャになったが、 幸い命に別状はないとのこ…
「被災地の内と外(11)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 たいへん意味深い証言です。 執筆者のSayaka Tezukaさんは、 被災地に「外」から関わっていて「内」に入った方のようです。 https://note.mu/sayakatezuka/n/n3be53da7d2f1 からの転載で、 太…
「被災地の内と外(10)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 このシリーズとしては、 長らく記事を書いてこなかったが、 「私にとって被災地支援とは何であったか」 という、ほんらいこのシリーズで描きたか…
「長男の放逐(92)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 昨日、北のほうにある全体主義国家の 軍の参謀総長にあたる人が 処刑されたらしいというニュースを聞いた。 参謀総長といえば、軍という組織のなかで…
「長男の放逐(77)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 前回「長男の放逐(77)」までお話ししてきた 被災地支援はまだまだ続いていく。 それと並行して、 SIWAb.(仮称)との内戦が勃発していったわけであ…
「長男の放逐(76)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 精神医療の世界では守秘義務というものがある。 「ある患者がしゃべった医療情報を、 治療者はむやみに他の患者へしゃべってはいけない」 ということ…
「長男の放逐(75)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 「もう二宮さんから電話もらっちゃったりしてぇ…」 と、ついつい口走った真子さん(仮名)の言葉を したたかに聞き捕らえて、 長瀞荘(仮称)の大女将…
「長男の放逐(74)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 さて、やがて私をザストから追い出す張本人となる 岡村美玖(仮名)さんと真子(仮名)さんと私は 設営地である長瀞荘につくと、 いつものとおり大女…
「長男の放逐(73)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 そのような民宿「長瀞荘」(ながとろそう, 仮称)に、 私は、真子さん(仮名)と、 いまザスト(仮称)の実権をにぎっている岡村美玖さん(仮名)の三…
「長男の放逐(72)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 十浜地区(仮称)の高台で 津波に流されずに残った民宿 「長瀞荘」(ながとろそう、仮称)が、 私たちの初めのころの設営地であった。 真夜中、トイレ…
「長男の放逐(71)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 「ネットカフェでも寝られるよ」 という真子さんの言葉は、 まるでピンボールのフィールドに打ち出された球が、 あちこちのバンパーに当たって反射し…
「長男の放逐(68)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 「前の晩に何をしててもいいですけど、 現地に入ったら ちゃんと活動してくださいよ。 プロフェッショナリズムが 足らないんじゃないですか」 という…
「長男の放逐(67)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 私が被災地支援の体験を 事細かに書き残しておこうと思う背景には、 今の私たちの精神医療の問題がある。 それが、どうつながっているのかは、 読み進…
「長男の放逐(66)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 被災者の方々がお住まいの仮設住宅には たいてい談話室と呼ばれる一室がある。 そこではよくご老人たちが 昼間に「お茶っこ」、 つまり茶話会をしてい…
「長男の放逐(65)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 「ゾルゲみたいに」 車を発進させながら、真子さん(仮名)は言った。 タイヤが地面の小石を踏みしだく音が 助手席の私につたわってくる。 窓の外には…