VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

貧困と人づきあい

貧困と人づきあい(70)東京のひきこもり、沖縄を歩く<2>辺野古探訪記(1)

「貧困と人づきあい(69)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 このタイミングで沖縄へ行く機会を与えられたからには、 ぜひとも行ってみたいと思っていたのが 辺野古(へのこ)である。 普天間基地移設にかかわる運動をやっている方々は、 県都の那覇か…

貧困と人づきあい(69)東京のひきこもり、沖縄を歩く<1>つなかん沖縄をふりかえる

「貧困と人づきあい(68)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「今年の沖縄は寒いから、温かくしてきてね」 沖縄へ出発する前に、 現地からそんな情報をいただいていた。 そこで私は、東京の冬と変わらない 服装の準備をして那覇空港へ降り立ったのであ…

貧困と人づきあい(68)「な~に、ただのひきこもりです」

「貧困と人づきあい(67)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 かねがね書かせていただいているように、 ひきこもりの私は、 ひきこもりでない一般市民の皆さまが はたしてどのように生きているかを勉強するために、 一般市民になりすまして、 ときどき…

貧困と人づきあい(67)お金をつかわず年を越す

「貧困と人づきあい(66)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 先日、「鬱である人・鬱でない人(33)」にも 書かせていただいたが、 暮れ正月というものは、 私のように独り暮らしをしているひきこもりにとって 軟禁されているような日々である。 銀行…

貧困と人づきあい(66)東京のひきこもり、大阪を歩く<3>飛田新地

「貧困と人づきあい(65)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 近年、東京の山谷は、 日雇い労働者の人たちの町というよりも 安宿目当ての外国人バックパッカーたちの町へと 変貌を遂げてきた。 大阪の釜ヶ崎も、同じだろうと予想していた。 それは、当…

貧困と人づきあい(65)東京のひきこもり、大阪を歩く<2>釜ヶ崎

「貧困と人づきあい(64)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 以前から、 「大阪へ行ったら、ぜひ訪ねてみたい」 と思う場所があった。 大阪城でも通天閣でもない。 釜ヶ崎。 しかし現在の大阪市に「釜ヶ崎」という町名はない。 通称「あいりん地区」と…

貧困と人づきあい(64)東京のひきこもり、大阪を歩く<1>道頓堀

「貧困と人づきあい(63)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 私は、めったに首都圏から出ることはないのだが、 先日「やっぱり今日もひきこもる私(70)」に述べたような次第で、しばらく大阪に滞在する機会を得た。 講演の前日、土曜日の夜に着いたの…

貧困と人づきあい(63)ハロウィーン襲来

「貧困と人づきあい(62)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ハロウィーンが近づいたらしく、 いくつか仮装パーティーへのお誘いをいただいている。 うつの時には、なかなか入っていけない空間である。 Photo:Flickr / Tokyo Fashion いま私がおつきあ…

貧困と人づきあい(62)生活保護支給額の切り下げと収入申告

「貧困と人づきあい(61)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 この10月から、 私たち生活保護受給者(利用者)たちは ほぼ一斉に支給額を下げられた。 私にも、その負の波がやってきた。 いただける金額が月にして1330円減った。 この減額は、今回で終…

貧困と人づきあい(61)扶養照会状をめぐって ~ 専門家と当事者

「貧困と人づきあい(60)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「貧困と人づきあい(60)」では、 関西テレビで放送している連続ドラマ 「健康で文化的な最低限度の生活」(*1) *1. https://www.ktv.jp/kbss/index.html について全般的に触れてみた。…

貧困と人づきあい(60)吉岡里帆主演ドラマ「ケンカツ 健康で文化的な最低限度の生活」に想う

「貧困と人づきあい(59)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 関西テレビ制作、生活保護を題材とした連続ドラマ、 「健康で文化的な最低限度の生活」(*1) が話題を呼んでいる。 *1. https://www.ktv.jp/kbss/index.html これまで生活保護をあつかうドラ…

貧困と人づきあい(59)また生活保護叩き、現わる

「貧困と人づきあい(58)ー2」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 生活保護受給者(*1)というものは、叩かれる。 *1.最近では生活保護「利用者」というのが、 主流になってきているようだが、 たしかに生活保護という制度を利用する者、 という観点では…

貧困と人づきあい(58)-2 「なりすまし」と「そとこもり」と「留学」

「スパゲッティの惨劇(61)弟の裏切り」 「貧困と人づきあい(58)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 先日、本ブログを愛読してくださっている方から、 こういうご感想をいただいた。 「ぼそっと池井多さんの、 西畑酒店の酒を呑む会への『なりすまし…

貧困と人づきあい(58)コミュニティと性濃度

「貧困と人づきあい(57)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 かねがね申し上げているように、 私は近年、4つのコミュニティに属して暮らしている。 4つのコミュニティそれぞれに特色があるが、 その一つとして、私が考えるのが、 「そこで、性にまつ…

貧困と人づきあい(57)「なりすまし」の禁じ手

「貧困と人づきあい(56)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回、 「私がなりすましをする理由<2>」 まで詳しく述べてきたように、 私のような人間が、 「ふつうの人」になりすまして、 市民社会へ潜入することには、 いくつものメリットがある。…

貧困と人づきあい(56)私が「なりすまし」をする理由<2>

「貧困と人づきあい(55)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「ひきこもりだけど、社会性は身につけたい」 私がそう願った理由は、 前回「貧困と人づきあい(55)」で述べたとおりである。 では、ひきこもりは社会性を、 どこで身につければよいだろう…

貧困と人づきあい(55)私が「なりすまし」をする理由<1>

「貧困と人づきあい(54)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 先日、「治療者と患者(260)」で 私のいまの生活は、 つぎの4つのコミュニティに属することから成り立っている と書かせていただいた。 そのうち、この「貧困と人づきあい」シリーズは、 …

貧困と人づきあい(54)貧民と発信

「貧困と人づきあい(53)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ある商業メディアの記者の方が、 「『上の方』から字数制限が厳しくなってるんで、 最近、長い記事が書けません」 という。 「上の方」とは、 たとえばデスク(副編集長)、編集長といった…

貧困と人づきあい(53)イギリス「孤独担当大臣」新設に思う

「貧困と人づきあい(52)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 英国のテリーザ・メイ首相は18日、「あまりにも多くの人々」が置かれている「現代の暮らしの悲しい現実」に対処するために「孤独担当相」を任命した。文化・メディア・スポーツ省でスポーツ…

貧困と人づきあい(52)クリスマスの駅頭で見た小さな「現代」

「貧困と人づきあい(51)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 昨年の今頃のことであった。 クリスマスが近づき、 街には慈善(チャリティ)の空気が満ちていた。 夜の駅の入り口に 寒風の吹きすさぶ中、 募金箱をかかげて、 一人の若い女性が立っていた…

貧困と人づきあい(51)不可能な収入証明

「貧困と人づきあい(50)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 阿坐部村の患者共同体、 NPO法人ザストで「作業療法」と称してタダ働きをさせられ、 塞翁先生という精神科医によって 都合よく労働力だけ搾取され使い捨てられた私が、 今年は「ひきこもり…

貧困と人づきあい(50)パソコンは人に借りればよいか?

「貧困と人づきあい(49)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「生活保護受給者は、 パソコンなんて他人に借りればよい」 という判決が、 日本の貧困層に激震のように走っている。 生活保護受給者のパソコン購入費は 「自立更生の出費」と言えない、 と…

貧困と人づきあい(49)生活保護受給はひきこもりにとって自立の一つのかたち

「貧困と人づきあい(48)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 じつは、この記事を書くのに、 「貧困と人づきあい」 「やっぱり今日もひきこもる私」 のどちらのシリーズで書くべきか、迷った。 本記事も属する「貧困と人づきあい」は、 ごらんのとおり…

貧困と人づきあい(48)ひきこもりの母と会ったときの対処法

「貧困と人づきあい(47)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 さて、前々回(*1)、前回(*2)と ひきこもりとその親たちが全国から集まるイベントで、 私を50代のひきこもりと知って 高らかに嘲笑なさった、 或るひきこもりのお母さまのことを書いてみた。…

貧困と人づきあい(47)高らかなる謎の笑いの解釈

「貧困と人づきあい(46)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 昨日「貧困と人づきあい(46)」で、 ひきこもりと親が全国から集まるイベントにおいて 私がこの齢でひきこもり当事者だといったら、 ひきこもりの母親から高らかなる謎の笑いを浴びせられ…

貧困と人づきあい(46)高らかなる謎の笑い

「貧困と人づきあい(45)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 一昨日、昨日と 日本全国からひきこもりとその家族が集まるイベントへ出かけ、 私も関わっている出版物の売り子をやることになった。 私は、モノを売るという役目があまり好きではない。 ど…

貧困と人づきあい(45)メディアとのつきあい方<5>アメリカNBCで放送される

「貧困と人づきあい(44)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 さて、このシリーズの前々回 「貧困と人づきあい(43)メディアとのつきあい方<4>」 でお話しした、アメリカ3大ネットワークの一つ、 NBCからやってきたスカイさんの話のつづきである。…

貧困と人づきあい(44)自分史は語るに値する

「貧困と人づきあい(43)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 ホームレスや野外生活者が多い 横浜・寿町で見回り支援をするとともに、 ホームレスたちから「語り」の聞き取りをしている 高沢幸男さんという人を取材した記事が Yahoo!ニュース特集に出…

貧困と人づきあい(43)メディアとのつきあい方<4>一転してうまく行った取材関係

「貧困と人づきあい(42)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 じつは内容としては 前々回の「貧困と人づきあい(41)」(*1)からのつづきである。 *1.「貧困と人づきあい(41) メディアとのつきあい方<2> 部屋を映されること<後篇>」 そこでは、アメ…

貧困と人づきあい(42)メディアとのつきあい方<3>あっけに取られる大手新聞の記者

「貧困と人づきあい(41)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「メディアとのつきあい方<2>」で 私のきたないひきこもり部屋を ただの画として撮りたがるメディアはお断りしている、 という話を書かせていただいた。 そのなかで、日本では大手の…

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