長男の放逐
コロナ禍の下、80代の両親はどうしているどうか。…… ところが、私の場合は、そうした心配だけで終わらない。
肌がボロボロになるまで手洗いを続ける人が増加している。
戸籍謄本は、母がまだ生きていることを物語っていた。そのとき私の脳裡に去来する母の言葉。……「あ、おなか痛い!」
写真・ぼそっと池井多 by ぼそっと池井多 前回「やっぱり今日もひきこもる私(234)」に続けて、私が横浜へ戸籍謄本を取りに行ったお話をさせていただく。 伝説の地名 横浜は、私の母方の地である。 父は東京・足立区北千住の人であったが、母と結婚して、新…
「父から逃げられない私(63)」からのつづき・・・ 2016年5月収録 ぼそっと池井多 近親姦カップルの事例を 取り上げたことがあります。(*1) *1.「マヨルカ島の風~快感と主体」 https://blogs.yahoo.co.jp/vosot_just/65303286.html 日本でも、じつはいらっ…
「長男の放逐(157)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 「いつまでも家族の問題なんか引きずってないで、 もっと目を広く世界へ向けたらどうだ」 というのは、よくあるお説教である。 「それでは、そうしてみようか」 ということで 目を広く世界へ向け…
「長男の放逐(156)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 聞き手 ぼそっと池井多さんは、精神医療の在り方について 多くの発言をされておられますが、 精神医療に、あなたは何を期待したのですか。 ぼそっと池井多 精神医療に求めたものは、 私の場合、…
「性虐待と主体(29)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 前回にひきつづき、 群馬兄妹近親姦事件(*1)から 人間関係のフラクタリティを考えている。 *1.「兄からの近親姦 親の反対で訴えず 群馬」 毎日新聞 …
「長男の放逐(155)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 また一人、仲間が逝ってしまった。 外から見れば、 「いったい何を死ぬようなことがあるの」 と健全な市民は首をかしげ、なじりさえするであろう、 まだ若い、健康な身体を持っていた人であった…
「長男の放逐(154)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 前回「北条政子の長男殺し」で転載させていただいた 大先輩のブロ友、紅孔雀さんのところの 「なぜ子供を殺すのか」(*1) という記事から発した議論が、 goodじいさんさんも参加され、 さらに続い…
「長男の放逐(153)」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 大先輩のブロ友、紅孔雀さんのところで、 「なぜ北条政子は長男、源頼家を殺したか」 という問題について興味深い記事が出た。(*1) *1.「なぜ子供を殺すのか」 きらびやかでもないけれど 2016.11…
「治療者と患者(94)女性偏重の真実3」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 男性クローズドのミーティングが始まるやいなや、 「女性を中絶させたことのある男性は、手を挙げなさい」 などと言い始めた塞翁先生。 私は、手を挙げようかと思ったが、 瞬時…
「長男の放逐(152)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 ぼそっと池井多 : 私たちは、ぼそっとプロジェクトという形で 成育歴に問題がありながら生きている者たち、 いわゆる「トラウマ・サバイバー」たちの…
「長男の放逐(150)流全次郎さんにとっての治療関係4」 「長男の放逐(151)抑うつと強迫の関係」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 editted by ぼそっと池井多 例えば、強迫性障害の患者が、塞翁療法によって強迫性障害は完…
「長男の放逐(150)」からのつづき・・・ 「父から逃げられない私(35)強迫症状からの脱出」からもつづく・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 ぼそっと池井多 抑うつと強迫は、べつの病気です。 ……。 ……。 ・・・「 長男…
「長男の放逐(149)流全次郎さんにとっての治療関係3」からのつづき・・・ by ぼそっと池井多 × 流全次郎 「 自分のことを、隠れた特級患者だと思っている 」そう言ったのは、「 自分は、実は、そういうものである 」そう思いたい、ということ。塞翁先生へ…
「長男の放逐(148)流全次郎さんにとっての治療関係(2)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 × 流全次郎 塞翁先生が本腰を入れて治療的介入をすれば患者の病気は治ると思っているのか? [ 流(ナガレ) 全…
「長男の放逐(147)流全次郎さんにとっての治療関係(1)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 × 流全次郎 (塞翁先生は)真意が何かはわからないことをおっしゃる。「 私の言うことを真に受けてはいけませ…
「長男の放逐(146)hashuさんにとっての治療関係」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 × 流全次郎 最近のやりとりを編集させていただいた。 ぼそっと池井多 :「長男の放逐(138)治療関係の正体」より 私もか…
「長男の放逐(145)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 私は、(もし)怠け病とされ、自分の頭で何も考えられず、マゾヒスト化し、末期的患者となり、先生の自己実現のために、タダ働き奴隷として使役させ…
「長男の放逐(144)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 前々回「富士山の話の虚妄」で詳しくみてきたように、 「富士山の話」は、私の「暗渠の声」を勝手に歪曲した 塞翁先生の創作に他ならないわけだが、 …
「長男の放逐(143)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 私の母自身は、古い価値観に雁字搦めになり、父親の奴隷のように生きているくせに、ぼそっとプロジェクト風にいうなら、「ボーヴォワールを読んでい…
「長男の放逐(142)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 前回、掲載させていただいた 「暗渠の声」(*1) は、もともと2013年3月に 私たち患者村の機関誌「ザスト通信」に発表させていただいた 私の体験談であ…
「長男の放逐(141)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 暗 渠 の 声 ぼそっと池井多 ザスト通信82号(2013年3月)掲載 母が経営している英語塾に、私と同じ中学1年生の由紀子さんという女の子が入塾してき…
「長男の放逐(140)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 2009年に出版された、ある本のキャッチコピーによれば、 塞翁先生は 「患者を治さない治療者」 と自称する。 塞翁先生が患者の症状を治す医療家であ…
「長男の放逐(139)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 まだ私がザスト事務局から、とつぜん追い出される前の話である。 事務局の電話が鳴った。 同じ事務局員であった春日局さんなどは、 事務局の電話が鳴…
「長男の放逐(138)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 前(*1)にも書かせていただいたように、 2016年4月にさいおうクリニックへ ドキュメンタリー映画の巨匠、原田三男監督がやってきて、 塞翁先生と対談…
「長男の放逐(137)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 患者たちがたちどころに 何でも言うことを聞くようになる、塞翁先生の 「治療関係を断ち切ります」 という脅しの言葉。 しかし、実際に 「治療関係」…
「長男の放逐(136)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 今年5月、 「治療関係を断ち切るぞ」 という塞翁先生の一言で、 流全次郎さんが公益性のある情報の書き込みをやめてしまう という事件が起こった(*1)…
「長男の放逐(135)」からのつづき・・・ #齊藤學被害 #精神医療被害 #精神療法被害 by ぼそっと池井多 いまの日本で 「格差社会」「貧困問題」 と、よく言われる。 しかし、その実像を描きだしているメディアは少ない。 多くのメディアは、 貧困とは縁の…