VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

外国のうつ・ひきこもり事情(0)-3 母子関係とひきこもり

毒親家族を持つ私(55)」のコピー

 
 
ぼそっと池井多 成育歴による外傷体験を語ると、
 「それは過去の問題でしょ」
 と片づけられちゃうことが多いですね。
 
タダ はい。
 
ぼそっと 過去が過去になっていないからこそ
 苦しんでいるのに、
 「それはもう終わったことでしょ
 というふうに片づけられてしまう。
 これはほんとうに困りますよね。
 
タダ はい。
 
ぼそっと 現在進行形のことだと話しにくいこともあるかも
 しれませんけども、
 タダさんを今とりまく環境で、
 あなたが今、虐待的だと感じる人間関係はありますか。
 
タダ すごくやさしくしてくれる人がそばにいるんですけども、
 そのやさしさをよいことに、
 自分が身も心も委ねてしまったら、
 人生を取りこまれるのが見え見えの場合は、
 用心して距離をおいてます。
 
 SNSに、どんなに楽しそうな写真を出したりしても
 やはりむなしいので、
 独りでいるのがいちばん好きです。
 
 誰にも虐待を受けない、安心感のある環境。
 人はそれを「ひきこもり」と呼ぶかもしれないけど、
 でも、それがいちばん安心できるのだから
 しょうがないです。
 
ぼそっと まあ、「ひきこもり」というのは、
 それが苦しくもあるんだけど、
 それが安心するから、人はひきこもるんですよね。
 
 ACの一つの特徴として
 親密な関係が築けない、ということがありますけども、
 どうしてそうなるのか、というメカニズムを
 図らずもタダさんのここでの話が
 説明してくれたように思いますね。
 
 虐待的な母親に育てられたあなたや私のような人が
 どうしてひきこもりにならざるをえないのか
 ということを端的に説明してくださっています。
 
 ただ、親密さが築けないと
 社会で生きていくときにいろいろ不利なので、
 何かと損をすることも多いですけれども。
 
……。
……。
 
 
・・・「毒親家族を持つ私(56)」へつづく
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