VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

やっぱり今日もひきこもる私(310)NHK World「Direct Talk」収録の舞台裏

f:id:Vosot:20201007001211j:plain


by ぼそっと池井多

 

前回「やっぱり今日もひきこもる私(309)」でお知らせしたように、日本時間で10月5日から6日にかけて、私を特集した「Direct Talk」という番組が NHK World という国際放送局から3回放送された。

 

とはいっても、私のひきこもり部屋にあるテレビは、国際放送などというハイソな電波は入らないので、リアルタイムではまったく見られなかった。

放送から一日半が経ち、昨日の夜遅くになって、ようやくインターネットにアップされたため、それを見た次第である。

こちらから見られる。↓

 

www3.nhk.or.jp

 

英語の部分には日本語の字幕がつくのかと思っていたら、どうやらついていないようなので、見ていて退屈に思う人もいるかもしれないが、「ひ老会」や「ひきこもり親子公開対論」など、日本語で話されている部分もあるので、どうぞご視聴いただきたい。

f:id:Vosot:20201007002924j:plain

7月に開催した第18回「ひ老会」 写りたくない人を配慮した撮影

6月に放送されたフランスの公共放送France5 (*1)などに比べると、はるかにいろいろな要素が良くまとめられているといえよう。

 

 

わずか15分の番組の枠で、成育歴、毒母問題から、「ひ老会」、「ひきこもり親子公開対論」、ひきポス、GHO、果ては単行本「世界のひきこもり」まで、よく網羅してくれたものである。

f:id:Vosot:20201007003231j:plain

6月に行われた第8回「ひきこもり親子公開対論」

f:id:Vosot:20201007010156j:plain

GHO(世界ひきこもり機構)


f:id:Vosot:20201007010117j:plain

 

しかし、上の写真である「世界のひきこもり」の本だが、どうしてまだ刊行されていない本がここに写っているのか、と疑問に思う方もいらっしゃるにちがいない。

今日ですらまだ完成していないのだから、この映像が収録された日に完成しているわけがないのである。

 

じつは、これは書影(?)といって、本の模型である。

出版社では、原稿のすべての字数を計算して、どのくらいの厚さの本になるかミリ単位まではじき出し、表紙カバーとの調整を図る。そのときに、このような模型がつくられる。

したがって、上記の本は外観のみで、中身はまだ全然できていない。

映像を収録したのは9月9日で、まだ中身はもちろん書いている最中であった。

 

これらの話題の他にも、現在進行中の精神科医 齊藤學さいとうさとるとその転移患者たちとの戦いである麻布村戦争など、私という人間を語るために、ほんらい抜かすことのできない要素もある。

しかし、それは「ひきこもり」という軸でくくるには少し無理があるため、今回は省かれたのだろう。

ほんとうは、私のひきこもりの長期化は、麻布村問題と密接に関連しているのだが、そこを理解してもらうのは難しいので、また別の機会を待つことにしよう。

 

 

 

 

高田馬場を歩くシーンが、ところどころに挿入される。

これを見ると、よほど私が高田馬場という街に縁があると思われるかもしれない。

f:id:Vosot:20201007003630j:plain

 

しかし、私は大学時代には、高田馬場はたしか一度しか足を踏み入れなかったエリアである。それ以降は、まったく行く機会はなかった。

近ごろになって、高田馬場で庵-IORI- の運営会議が開かれていたときにときどき通ったぐらいである。

じつは、インタビューを収録したスタジオが高田馬場にあるのだった。

f:id:Vosot:20201006213434j:plain

スタジオで収録に使われたカメラ群

f:id:Vosot:20201007005254j:plain

番組を作った曾(Cheng) ディレクター

 

番組を作った曾恒信チェンハンシンさんはシンガポール人で、フリーランスの映像作家であるが、今回はNHKの下請けという形で制作を担当したものらしい。

番組の中のナレーションも彼である。

 

私は3月にコロナにより外出自粛を始めてから、半年近く都心の人ごみに出ていかなかった。

だから、このとき、9月9日にまみえた高田馬場の雑踏は、私が半年ぶりで遭遇した人ごみであった。

久しぶりに見る人ごみはワクワクする一面もあったが、その中に身を置いているとどっと疲れた。やはり私は根がひきこもりであるらしい。

 

ところで、私はその場では気がつかなかったが、こうして映像で見ると、私が高田馬場の街を歩いている最中に一瞬すれちがった(らしい)お姉さん、ちょっと雰囲気が涼しげできれいだったなあ。

すれちがった時にご挨拶できなくて残念。

 

f:id:Vosot:20201007005930j:plain

 

 

 

 

関連記事

vosot.hatenablog.com

vosot.hatenablog.com

vosot.hatenablog.com

All Right Reserved (C)VOSOT 2013-2020