VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

スパゲッティの惨劇(84)息子と競合してしまう母

by ぼそっと池井多

 

昨日の「スパゲッティの惨劇(83)」に続いて、再びこの問いを考えてみたい。

 

母にとって私が「愛する」対象ではなかったとすると、はたして私はどんな対象であったのか。

 

それは、母が私に対して取っていた態度から推測するに、「競合する」対象でもあったのではないか、と思われるのである。

 

娘にとっての毒母問題は、母が女として娘と競合してしまいながらも、子どもである娘を親として支配することによって、自分より劣位に踏みしだこうとすることから生じる、といったことがよく言われる。

 

「そこへ行くと、母は異性である息子には女として競合できないから、男性にとっての毒母問題は生じることはない」

 と多くの専門家は考え、

「男性には毒母問題はない」

と言っているように思う。

 

しかし、母は息子にも競合するのだ。

もちろん「女として」競合するのではない。

その場合、むしろ母親は自分の中の男性性によって息子と競合するのである。

精神分析などでいう男根母ファリクマザーである。

私の母はそうであった。

 

 

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