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やっぱり今日もひきこもる私(369)本日の「公開対論」参加ハードルが上がった理由

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ハードル Photo by Interactive Sports

by ぼそっと池井多

 

一昨日、「やっぱり今日もひきこもる私(368)」でお知らせしたように、本日はオンラインで第10回「ひきこもり親子公開対論」に登壇させていただく。

 

「今回は申込みのためのハードルを上げているのではないか」

というお問い合わせを複数件いただいた。

 

はい、さようでございます。

申し訳ございません。

 

たしかに、その場で飛び入りはダメで、お申込みに際しては、お名前や電話番号などもうかがうことになっており、「ハードルが上がった」と言われても仕方がない。

その理由について少しご説明させていただきたい。

 

 

 

 

「ひきこもり親子公開対論」は、ふつうのイベントとちがって、主催者が毎回変わるという柔軟性を、もともとのコンセプトに持たせたイベントである。

たとえば、私たちチームぼそっとで開催しているものでいえば、「ひ老会」はいつも私たちが主催する。

しかし、「ひきこもり親子公開対論」は、私たちが中味(コンテンツ)をプロデュースさせていただくものの、主催は私たちでないことが多い。

それではどこが主催するかというと、各地の親の会、家族会である。

今回は横浜ばらの会さんがそれにあたる。

 

主催者は、運営に関するルールを設定する権利がある。

今回の「名前・メールアドレス・電話番号を登録」といったルールは、横浜ばらの会さんのご意向である。

 

一ヵ月前、同じく横浜ばらの会さんで講演をさせていただいたときには、同会の会員ではない方で、私のつたない話を聞きに来てくださった方々がいたのだが、その何人かは事前の申込みもなく、いきなりハンドルネーム(当事者名)で入ってこられたため、同会の会員さんたちに少なからず不安感をもたらしてしまったようである。

その反省から、今回はそのようなことが起こらないようにしたのだと思う。

 

当事者会は、本名で参加しなくてもよいところが多い。

私どもが主催する「ひ老会」も、ほとんどの方が当事者名で参加されており、管理者である私も本名を存じ上げない方が多い。

私どもの主催ではないが、庵-IORI- もそうである。

しかし、親の会、家族会というところは、みなさん会員やメンバーはたいてい本名で参加されており、それがZoomの画面の「表札」にも表示される。

 

いわば、親の会、家族会というのは、「市民団体」なのであって、お互い氏名や電話番号など知り合ったうえで、市民同士の大人のおつきあいをしていらっしゃるわけである。

 

そこへ、たとえば「○○ちゃん」といった風の、子どものあだ名のような当事者名をZoomの表札に掲げただけの未知なる外部者が入ってくると、主催者の会員の方々は、自分たちだけ本名という個人情報を取られていくような不安をおぼえる。

ここに、同じひきこもりという問題を介して集まっている団体だとしても、親御さんたちと子ども当事者たちとでは、微妙に文化差があるのだ。

 

ということで、今回上がったハードルは、主催者の方々の安心安全のためのものであると、なにとぞご理解いただければ幸いである。

 

 

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