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やっぱり今日もひきこもる私(383)ひきこもりは遠出を前に緊張する

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photo by KJa

by ぼそっと池井多

 

今週末、19日に、名古屋で「ひきこもり親子公開対論」を開催する予定である。

いつも同じことを書いているようだが、何日かひきこもり部屋を離れ、遠方へ出かける予定が近づいてくると、私は心がざわついてくる。

コロナ禍で、昔にも増してひきこもっている最近となると、とくにそうである。

 

4日に1度のスーパーへの買い物以外、まったく外出をしない生活がすっかり習慣化してしまっている。

最寄りの駅から電車に乗って都心へ出かけることもない。

電車に乗ることじたい、昨年秋に北海道へ行ったきり8ヵ月ぶりなのだ。

行動範囲のせまい、判で捺したような同じ生活を何ヵ月をくりかえしている者にとって、そのパターンを崩すのは思い切りがいる。

 

 

どこから準備を始めるかというと、まずは睡眠時間帯の調整である。

移動や活動は、ふつうの人々が動いている時間帯になるので、朝に起きて夜に寝る生活に身体を持っていったうえで、旅立ちの日を迎えるのが望ましい。

ところが私は、もともと睡眠時間が12時間と長いうえに、昨今は持病のうつが梅雨時のために悪化していて、一日のうち頭が満足に働く時間はせいぜい3,4時間ときている。

そのあいだに活動を集中させなくてはならないのだが、これがなかなか難しい。

 

 

また、イベントの時間だけ、名古屋へ日帰りで行って帰ってくるということは、できるだけしたくない。

ふつうの人々にとっては、東京駅から新幹線に乗れば1時間40分で着く街などは、近所のショッピングモールと同じように、日常的な行動範囲なのであろう。

しかし、それではせっかく366kmもの距離を移動する甲斐がないのである。

どうせ行くなら、ゆっくりとていねいに行きたい。

それに、名古屋はかつて住んでいた土地なので、どうせ行くのだったら、しばらく滞在して、以前暮らしていた界隈にも寄ってきたいのである。

それは私にとって、虐待され、強迫神経症に苦しんでいたころの風景に身を置くことを意味するが、人生を再構成するには、そういうことにも意味があると思うのだ。

 

 

何日か留守にするとなると、冷蔵庫のなかを始末していく必要がある。

それはきっと私のような貧民ならではの発想だろう。

食糧を無駄にしたくないので、出発日までに生鮮品を食べ尽くしていく計画を立てるのだ。

あと卵が何コ、キャベツが何分の1、牛乳が何cc、などと。

 

 

 

 

今回の公開対論を企画したのは2月で、

「そのころには、もうコロナ禍も終わっているだろう」

と高をくくっていた。

ところがコロナ禍は続き、それでいて、五輪は強行開催へ向けてまっしぐらに進んでいる。

緊急事態宣言の延長につぐ延長で、なんと公開対論の当日はぎりぎりで、まだ宣言下に入るようになってしまった。

これはどうしようかと思ったが、ビジネス・パースンは皆、平時のように他県移動を行っているという。

東京から岩手、東京から島根などのように、感染リスクの落差が大きい移動は、それなりに過敏になるべきだと思うが、東京と愛知ではほとんど差がない。

また私の生活ぶりでは感染リスクはゼロに近く、しかも直前の抗体検査で陰性を確認し、新幹線ではなく空席の多い高速バスで行く。

飲食をともなわないイベントの開催は安全と判断して決行することにした。

 

しかし、「公開対論」は高齢の親御さんが参加されるかもしれないので、そこはスタッフ全員、じゅうぶんに気をつけている。

そして、今回ハイブリッド開催だが、宣言下で当日を迎えるため、リアルな参加者は少ないと思われる。

 

ハイブリッド開催のイベントは、とかくリアル会場とオンライン会場で分離が起こりがちである。

すなわち、リアル会場だけで盛り上がってオンライン視聴者は蚊帳の外という状態になるか、その逆でオンラインだけで盛り上がりリアル会場は何が進行中かわからないといった状態になるか、どちらかに偏りがちだ。

そこで今回の名古屋のスタッフさんの中に、IT機器に詳しい方が参加してくださり、このような分離が起こらなくして、リアル参加でもオンライン参加でもほぼ同じだけの参加体験ができるように、何台ものパソコンやカメラを接続して開催するのだという。

頼もしい。

 

 

あ、そういえば大事なお知らせがあります。

 

✨🌟⭐🔔 受付期間が延長されました 🔔⭐🌟✨

6月19日開催予定の「ひきこもり親子公開対論」名古屋篇に関しまして、

チラシでは6月8日申込み締切となっていましたが、

 

リアル参加……当日でも

オンライン参加……6月17日までの申込みでも


に変更されました。

というわけで、まだお申し込みができますので、申込みそこねた方はどうぞご検討ください。

 

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