VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

やっぱり今日もひきこもる私(434)明日、第27回「ひ老会」をリアル開催します。

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by ぼそっと池井多

 

私の緊急事態宣言

もともと今日から一週間は、私の生活からすると猛烈に忙しくなる予定だったので、何ヵ月も前からこの週が来るのを戦々恐々とおそれていた。

というのは、今日18日が東京・池袋で講演、明日19日が「ひ老会」、すぐに遠出の準備をして22日までには関西に入り、23日は滋賀県大津市で講演の予定だったのである。

こんな立てつづけなことはめったにない。

社会で働いている方々からみれば、このくらいの出張や仕事のペースはふつうどころか、中日なかびが2日入るだけ少し緩めかもしれない。

しかし、日頃ほとんど横になっていて、一日動けば翌日はバテてしまい、四日に一度買い物へいくのがせいぜいの私にとっては超過密スケジュールであり、私のなかでは個人的な「緊急事態宣言」が発令されていた。

 

ところが、日本政府が発出する本物の緊急事態宣言が再延長となり、そのためイベントが次々と中止や延期となって、18日と23日の予定がなくなった。

これで、こなすべき予定は明日の「ひ老会」の開催だけとなった。

 

これならいつもの私のペースである。

私は内心ほっと胸を撫でおろしたのである。

 

 

講演会を中止にする意味は

このように緊急事態宣言のおかげで、私は超過密スケジュールを回避できたのだが、その一方では、どうも緊急事態宣言のためにひきこもり関連の講演会がつぎつぎと中止となることに疑問を抱いてしまう。

 

私は北海道で、あるいはその行き帰りの東北で、たとえ緊急事態宣言下であっても、どこの都市でもこっそり営業している酒場があり、常連らしき若者たちがたむろしてはじけているのを見てきた。

他にたくさん乗客が乗っているのに、電車のなかで宴会をやっている連中もいた。

おそらく東京では、もっとそういう光景があったのだろう。

 

たとえば「やっぱり今日もひきこもる私(426)」に書かせていただいたようなゲストハウスもそうである。

vosot.hatenablog.com

 

町の居酒屋がやっていないために、旅先で出会って意気投合した若者たちが宿のダイニングルームを占領し、コンビニで物を仕入れてマスクもつけないで酒盛りをしていた。

ゲストハウスの管理者も、それを知ってか知らずか黙認だ。そうせざるをえないのだろう。

これでは、飲食店を開けた場合よりも、その町で出る感染者数は多いだろうというものだ。

 

飲食店も、営業することが悪いとはいちがいに言えない。

客を密にならないように座らせる、透明の間仕切りを置く、換気をよくするなど、感染対策を万全にしているなら、なぜ店主の意に逆らって休業させる必要があろうか。

「もし店を開けたいのだったら、開けてもよいが、酒を飲んで大声でしゃべり始めた客を退去させる義務を負う」

などとしてもいい。

現実的な感染拡大防止のために、営業したい店に与える選択肢はもっとありそうなものである。

11月からはそういう方向へ行こうとしているらしいが、少なくとも9月現在は社会はそう動いていない。

 

たとえば、若者たちが群れて騒いでいる酒場と、参加者に高齢者が多いひきこもり講演会の、それぞれの空間における感染リスクを測定し数値化したら、いったいどんな比率になるだろうか。

おそらく100:1、いや10000:1で、後者のほうが少ないと思う。

なぜならば、後者でしゃべっている人間は演壇の上の講師ただ一人であり、客席は誰もしゃべらず静まり返っているからである。

しかも、講師はマスクのうえにフェイスシールドをかぶっている。

これでは会場に飛沫がとぶ可能性はゼロに近い。

 

それでも実際には、前者が開かれ、後者は閉じられている。

 

こうしたイベント中止が依拠している理由は、感染リスクの合理的な予測ではない。

けっきょく「かたち」なのだ。

あるいは、日本人らしく「タテマエ」といおうか。

 

ひきこもり講演会を中止にするのは、ひとえに社会へ示す「かたち」のためである。

ちょうど、いまどき夜道を散歩していて、向こうから誰か人がやってきたら、そんな状況ではお互い飛沫を浴びるリスクなどないのに、良識的な市民の記号としてあわててマスクを着用するようなものである。

 

「ひ老会」は、ホンネを語る場だと思っている。

そういう会はタテマエで動いてもしょうがない。

このような時期だからこそ、リアルで会う居場所が求められている。

だから、明日「ひ老会」はリアル開催させていただく。

台風が過ぎ去って、晴れればよいのだけど。

 

参加お申込みは、まだ受け付けております。

ただし、体調不良の方はご参加をご遠慮ください。

ご参加の際にはマスクを着用し、手指を消毒していただき、間隔を取ってお座りいただきます。

でも、リアル開催します。

 

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