VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

三島由紀夫を読み返す(19)

三島由紀夫を読み返す(18)」からのつづき・・・

by J.I. × 痴陶人

J.I.:
AVという言葉ではないが、
痴陶人さんも過去に児童虐待とSM業界の類似構造について
言及されていたことがあった。
(*1)
 
 
痴陶人:
こう言われては、カミングアウトしなければなりませんが、
私は25年前、
一時期AVの脚本を書いたり、監督をしたりしていました。

その体験からすると、
川奈さん(*2)のような女性がやっと出てきたかという感慨を持ちました。

例えば小説世界に、山田詠美
(*3)が出現して以来、
性の被害者が女性である
という古くさい世界観は払拭されましたが、
やっと男性主流のAV界も、
そういう時代が来たのかと嬉しく思いました。

ついでに言わせてもらうと、
塞翁帝国やメディアが提出する、
男性が加害者、女性が被害者という、
女工哀史
(*4)的な価値観が古いということは、
今の若い世代の人たちはとっくにわかっていますよ。

逆にいうと、
そういう価値観が通用する五十代以上の人間を対象とする世界があるということです。

つまり、実権を握っている社長や編集長や病院長の
古式ゆかしいズレた価値観が通用する世界は
単に塞翁帝国で通用しているだけで、
社会はそんなこと時代錯誤であるととうに見破っています。

高畑事件
(*5)も、
結局ぼそっとさんのいうように、冤罪に落ち着きそうですが、
あの美人局をあのような視点で解釈したのは、
警察、マスメディア等の実権を握っている五十代以上の奴等の価値観で下々が動いているだけだからです。

インターネット、SNS時代、
そんな誤謬は、直ぐに化けの皮が剥がれます。

私はぼそっとさんの感性が、現代的であることを確信しています。もったいないのは、ぼそっとさんの才能や感性が、当たり前でないところにのみ発揮されているということです。

goodじいさんさんが仰言るように、
ぼそっとさんは、今すぐにでも社会に通用する人材です。
阿座部村にいるから反主流なのかもしれません。

ぼそっとさんのいう、
江青さんや岡村さんなんかが、塞翁先生を利用しているのは、
一般社会では誰でもわかります。

逆にいうと、彼女らこそ付け入るのが、
古い価値観の爺いでなければつけ入れられないということです。
ある意味オレオレ詐欺です。

塞翁先生こそが、男性被害者なのかもしれません。

タダさん辺りに聞いてみるのも面白いかもしれませんが、
今の若い患者、特に男性は、塞翁先生のとこなんか行きません。
むしろぼそっとプロジェクトに来るでしょう。

半年、このブログを拝見していて、
あまりにも阿座部村は、時代錯誤です。


[ 痴陶人 ] 2016/09/25 日 20:01
元AV女優、作家。AV出演者団体「AVAN」主宰。
9月18日、「「AVは売買春の一形態」とうたう人権団体が出演者を「救済する」と言っている。おとしめながら救済などできるのか。」と発言し話題を呼び、
本ブログ「立ち上がるAV女優たち」でも取り上げさせていただいた。

小説家。漫画家。1985年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞、
芥川賞候補にもなり一世を風靡した。

*4.本ブログ「女工哀史」参照。
精神科医、塞翁先生が自分のエロスの思い入れ深い近親姦から性風俗へ行った患者を悲劇の主人公へ仕立てていくのは、
それを「救済」する治療者自身の物語に陶酔しているからである、
ということを指摘している。








・・・「三島由紀夫を読み返す(20)」へつづく
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