VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

父から逃げられない私(35)強迫症状からの脱出

父から逃げられない私(34)」からのつづき・・・

 
J.I.  他人の症状を聞いていると、
 みな悠長に聞こえるのかもしれないけど、
 いまナガレさんが「父から逃げられない私(34)」で
 語っているような強迫症状を外から聞いていると、
 本人は苦しかったのでしょうけど、
 まるでたんなる知的好奇心のように聞こえました。

 ナガレさんの症状を聞いていて、
 私はサルトルの『嘔吐』(*1)を思い出していました。
 
*1.サルトル『嘔吐』(1938年)
 
 すごく知的な強迫に聞こえたのです。

 それに比べ、私の強迫はもっと非知性的で
 ぶざまでかっこも悪い、悲惨なものでした。

 たとえば「不吉なもの」がだめでした。

 それから先端恐怖症で、四角い紙面の角がだめでした。

 書字障害もありました。

……。
……。

 専門家は、また別なことをいうでしょうけども、
 フロイトというのは、ある意味「金太郎飴」で
 とくに中期以降はどの著作を読んでも
 フロイト独特の思考方法というのが
 共通してそこにある。

 その思考方法を自分に取りこんで
 セルフ精神分析をして
 強迫症状はこうして取ることができます。

……。
……。
 
 
・・・「父から逃げられない私(36)」へつづく
All Right Reserved (C)VOSOT 2013-2020