VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

同じ少女を愛した私たち(40)投影と虐待

同じ少女を愛した私たち(39)」からのつづき・・・

by 流全次郎 × 痴陶人
 
父が俺に要求したのは、父を満足させることと、父の世間体を良くすることとだった。

自己満足と世間体。

父の行動の原理は、この2つだった。

関大法学部は、除籍されずに、卒業しさえすれば、
例え司法試験に受からずとも
そんなに世間体の悪いとこでもないんですけどね。


〉息子が、兄のように、自分より優れたものになることを、父は恐れたのではなかったか? 

〉身長 • 体力 • 学力 • 学歴 • 収入、その他、ありとあらゆる面で、息子が自分を上回るようになることを、父は恐れていた。

先日も言いましたが、
恐らくお父様は、恐れながら、望んでいたのでしょう。

それは、上回っても、上回らなくっても、
お父様には、快楽になるような支配だったのでしょうね。

それがナガレにはダブルバインドになった。

そして、ナガレが関大を出なかったのは、
酸っぱい葡萄の方程式であると同時に、
細やかなお父様への反抗、復讐であったのかもしれない。

お父様の分裂した価値観は、
ナガレの症状に分裂して現れたのだと思います。


[ 痴陶人  ] 2017/1/11(水) 午後 5:32 
> 痴陶人

父は、伯父のことを、

「 おばあちゃんの神様 」

と呼んでいた。

「 おばあちゃん 」は、父の母親 • 俺の祖母のことだ。

伯父は、死んだことによって、祖母の神となった。

死んでしまった息子は、年老いた母親を邪険に扱うことがない。

それどころか、遺族年金という小遣いまでくれる。


[ 流 全次郎 ] 2017/1/11(水) 午後 9:24

恐らく、お父様の
ナガレがお父様を上回ることに対する嫌悪や恐怖は、
お父様の父や兄をナガレに投影しているからだと思います。

そして、上回らなかった時のことも、
二人を投影しているのでしょう。

ナガレを苛めるのは、
二人を苛めているから快感なのです。

つまり父や兄を支配したい欲求からの実利的虐待だと思います。

ナガレが、
「優秀な父(兄)を持ったことが劣勢者には虐待になる」
というのは、正解でしょう。

ナガレに対する虐待は、虐待の再演ではないか。

逆にいうと、ナガレは、幼少期から、お父様にとっては、
自分より優秀な子供だということがわかるような利発な子だったのだと思いますよ。

本当は、初めからナガレが勝っている。
優勢だから苛められた。
優勢を社会的に認めさせれば、お父様の功労。

また、優勢者を劣勢者に貶めることこそ、サディストの快感です。
醜女より、美女を貶める方が快感であるように。

ここにもお父様の価値観の屈折した影響が
ナガレに症状として現れています。

お父様の二律背反する価値観は、
父や兄に対する復讐がナガレに投影された結果と考えると、
辻褄があってきます。

ナガレは、きっと、
美しい女が男からそういう目で見られているのを知るように、
お父様の視線を感じてしまったのだと思います。

必要以上に美男子と思いたいと、
先日は言いましたが、
お父様の視線でそう思ってしまい、
それを普通と考える青年の方があってるでしょうか。

お父様は、二人をナガレに投影し、
父や兄に対する学歴上の復讐(父や兄を見返す)と
肉体的、精神的実利的復讐としての虐待を
行っていたのかと思います。

お父様にとって、どちらも快になるのは、
そういう仕組みのような気がします。


[ 痴陶人  ] 2017/1/11(水) 午後 7:16 
> 痴陶人

「 何でも、1番にならなければならない。
1番に 」

父の口癖だった。

「 2番はビリと同じだ 」

という訳だ。

「 東大を出て、大蔵( 財務 )省の官僚か裁判官か医者になった奴等だけが『1番 』だ。
他の連中は、私立の旧制中学校しか出ていない俺と同格だ 」

そう考えれば、早稲田大学を出て国鉄に勤めた祖父も、大阪市立大学を出て陸軍に入った伯父も、父と同じ等級に格下げすることができる訳だ。

君の指摘で、よく判った。

祖父が、早稲田大学を出ていることについて、父は、

「 昔は、誰でも入れたのだろう 」

と言っていた。


[ 流 全次郎 ] 2017/1/12(木) 午後 0:10 



 
・・・「同じ少女を愛した私たち(41)」へつづく
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