VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

子を虐待してしまう私(33)

子を虐待してしまう私(32)」からのつづき・・・

 
エイコ こちらが言葉で子どもを責めたときに、
 子どもから何も言われなきゃ
 やっぱり母親はこわいんですよね。

 すると、こちらとしたら、
 やはり子どもへの暴言ということになります。

ぼそっと う~む、
 エイコさんの息子さんの代弁をするわけじゃないけど、
 まずそれは、息子さんが能面みたいな表情をするということは
 どういう反応をしていいか、
 とまどっていますよね。

 「ママ、やめて!」
 とか、ほんとうは深い所で言いたいのかもしれないけど、
 「そんなことを言ったら、もっと怒られるかもしれない」
 だとか、幼い子どもなりにいろいろな思考が、
 瞬時にして渦を巻くのだと思います。

 「ママ、そんなことやめて!」
 と言って、聞き届けられるくらいなら
 はじめからママはこんなことしないはずだとか。

 自分の心の根っこから出てくるいろいろな感情を
 操作してしまうから、
 そういう能面のような顔になってしまうのではないか
 と思いますよ。

エイコ 手は出ない…、手はほとんど出ないんですよ。
 でも、(虐待が)エスカレートしていったなかで、
 息子と近すぎると何か(暴力を)やっちゃいそうだから、
 まあ、距離はだいぶ保って、言葉を投げたりするんだけど。

 でも、どんどんエスカレートして
 言葉だけじゃ済まなくなって、
 手元にあったミカンを投げつけたことがあったんです。

 そうしたら、何個か投げたうちの一個が
 この胸のところにドンと当たって、……当たったけど、
 でも、泣きもしないんですよね。

……。
……。
 
 
・・・「子を虐待してしまう私(34)」へつづく
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