VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

父から逃げられない私(59)治療関係という人質

父から逃げられない私(58)」からのつづき・・・

 
2016年5月収録
 
ぼそっと池井多 塞翁先生の近年の路線というものは、
 かねてからあった女性患者への偏重が、
 ますます先鋭的になって、
 近親姦優越主義につながっていきました。
 
 精神医学の対象である患者というふうに見れば、
 かなりバランスを欠いてきたように見えるのです。

 私自身、男性で、性器の挿入や侵襲はない虐待だけれども
 幼少期の精神が受けた侵襲や、
 後遺症の重篤度というものは、
 性器の侵襲をうけた被害者の方々に劣るものではない
 と考えられるわけで、
 17年も治療されずに放置されることは、
 とても治療者の側から、
 「集団療法だから」
 ということで正当化できるものではない、と思います。

 そういう立場から異論をとなえているわけですが、
 それは塞翁先生の土俵のなか、
 いわば塞翁療法の中においてとなえることに価値があり、
 塞翁先生は、こういう存在をむげに排除するような
 狭量な方ではないと私は期待したいものです。

 さて、話題を戻しますが、
 ナガレさんは情報の公益性にかんがみて、
 さいおうクリニックで聞いたことをこのブログに書きこんだ、
 と。

 その点において、自分の行為はまったく正当である、
 と訴えたいわけですね。

 塞翁先生は、
 それを読んだうえでナガレさんの処分を
 ちらつかせたのではなく、
 誰か、ある(有力な)患者からそれを伝え聞いて、
 それを鵜呑みにして、
 詳細を確かめることなく、
 一方的にナガレさんに対して
 「治療関係を断ち切るぞ」
 という通告をおこなってきた、と。

 そういう(理不尽な)通告をおこなわれて、
 ナガレさんとしては、
 「ハイ、そうですか」
 と言うことを聞いて、
 (塞翁先生の言うとおり)情報の書き込みは、
 今後いっさいやめてしまわれるのでしょうか。

ナガレ ……。
 ……。
 うん。
 やめる。

ぼそっと え? なぜ?

ナガレ だって、
 治療関係、断ち切られたくないから。

……。
……。
 
 
 
 
・・・「父から逃げられない私(60)」へつづく
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