VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

積もっていくお菓子のゴミ(84)自分の映像を観て起こった準治療的変化

積もっていくお菓子のゴミ(83)」からのつづき・・・

 
ぼそっと池井多 ニャロさんは主に摂食障害を語った
 この「積もっていくお菓子のゴミ」シリーズの前に、
 「片づけられない問題」を扱った 
 「片づけられない私」(*1)シリーズに出演していただいて、
 そこで汚部屋を公開していただいたりしましたが、
 このようにインターネットで自分の問題を公開することで
 どのような変化がご自分に生じましたか。


 自分が一人の視聴者となって
 自分の問題や症状を見た時に、
 それを客観視せざるをえなかった
 というようなことがありますか。

ニャロ 自分のことが他人のように冷静に見られた
 ということがあります。

 それまで汚部屋に住んでいた自分は、
 あまりに汚部屋と自分が密着していたので、
 汚部屋というものをそこまで問題視していなかったのです。

 ところが、映像を観たら、
 それは恐ろしくきたない部屋で、

 「ちょっと、この人はおかしいんじゃないかな」

 と思えました。

 「そうやって、しゃべっているあいだに
 掃除の一つでもしないとね」

 と、視聴者としては見えるのです。

 主観的には、

 「汚部屋で安心して、そこに居られるのなら、
 いったい何の問題があろうか」

 と考えていたにもかかわらず、
 映像で自分を見ると、

 「とんでもない、おかしな人だ、これは。
 ちょっと、この人は、これじゃあまずいでしょ」

 という感じになりました。


ぼそっと それである程度、
 片づけようという気になったのですね。

ニャロ そうですね。
 片づけることに対してモチベーションが出てきましたし、
 (ぼそっとプロジェクトの映像をみて)
 自分のなかの何かが外在化されて、
 何らかの変化が自分の中で起きたのだと思うんです。

 以前は、
 片づいていくことが
 自分にとって不安や不満であったり
 それで過食をはじめいろいろな症状を起こしていました。

 ところが、自分の映像を観てからは
 片づいたほうが楽だな、と思えるように
 自分の感じ方が変わってきました。

……。
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