VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

殴られ続ける私(95)殴られているなら家系図を描け

殴られ続ける私(94)」からのつづき・・・

 
ぼそっと池井多 それではウツコさんの被害状況を
 家系図を描くことで見てみましょうか。

 え~、ウツコさんご本人は暴力夫と結婚していらっしゃる。

 そして、この暴力夫が医師である。

 三人の娘さんがいらっしゃる。

 暴力夫の実家が、九州の山の中にある。

 いまウツコさんが話していた姑さんというのが、
 この山の中に住んでいる、暴力夫のお母さんですね。

 そして、5人兄弟姉妹である。

 バッシさんという仮名の方は、
 いちばん末子(ばっし)だから、そういう名前にしたと。

ウツコ ちょっと、その男の人は小さいときに亡くなってます。
 上の二人の女性は子どもいないです。病気です。

……。
……。



<解説>

by ぼそっと池井多

虐待的な家庭環境も、
ただの愚痴として話しているだけでなく、
このように家系図(ジェノグラム)として書いてみると、
被害の状況が整理されるだけでなく、
思わぬ構造的な発見がなされることがある。

ほんとうは一度、描いただけではダメで、
一か月に一回ぐらい取り出しながら、
何か月もかけて少しずつ描いていくと、
親類縁者のなかで自分が置かれている状況が
しだいに客観的にわかってくることが多い。
 
 
 
 
・・・「殴られ続ける私(96)」へつづく
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