VOSOT ぼそっとプロジェクト

ぼそっとつぶやくトラウマ・サバイバーたちの生の声...Voice Of Survivors Of Trauma

人とつながれない私(7)そんな支援を受けるくらいなら死を選ぶ

人とつながれない私(6)」からのつづき・・・

 

鬱のときにドラマへ逃避

瀬戸:ほんとにド鬱だったときも、
本であれネットであれドラマであれ、
逃避するものがあって、
そっちに集中しているんですよ。

ドラマに逃避してる状態。

鬱で人とも話したくないし、
外にも出たくないし、
治療機関にすら行きたくないし、
治療者に話すことも思いつかないし。

どうにかしないといけないのは分かってるんだけど
っていう時に…。

すいませんあたし、いま自分の状態が安定してるので。

安定してる時って、
安定した状態のことしか、
上手く思い出せないというのがあって。

ぼそっと池井多:いや、それで結構です。

私が瀬戸さんにインタビューさせていただきたいな
と思ったのは、ついこの間まで瀬戸さん、
結構ガッツリ引きこもってたじゃないですか。

だからその時にお話伺いたいなと思ったんだけど、
「これじゃあ、お会いする事もできないんじゃないかな…」
と思ってました。

こうしてお会いできて、お話を伺って、
「とても良かったな、ありがたいな」
と思ってるんですけど、
ついこの間までガッツリ引きこもってた事すら、
瀬戸さんにしてみると、
それはいま現在の感覚でないから
言語化するのが難しいんでしょうね。


支援はほんとうに必要か

ぼそっと池井多 ガッツリ引きこもってる最中に、例えば

「買い物困ってるでしょ! ヘルプ必要ですか?」

って支援の人が来たりするのはどうですか?

瀬戸:そっちの方が嫌です!
それだったら本当に、何とかして自分で行く方がマシです。
 
それかネットスーパー…

ネットスーパーは本当は嫌なんです、
他人が来ちゃうから。

自分で深夜近くのスーパーに行って、
食材買い込んでという方が、できます。

ぼそっと池井多:よくひきこもり支援団体なんて言って、
どんどんひきこもりを訪問したり、
ひどい所になると、ひきこもりを引っ張り出して
仕事させようとする団体までいるようですけど、
そういうのは真っ最中のひきこもりに取っては迷惑ですよね。

瀬戸:迷惑っていうか…。
そういう事を、もしあたしがされたとしたら、
逃れるために死ぬしかない
って本気で思いかねない事です、本当に。

この人たちから、
この状況から逃れるためにもう死ぬしかないって。

本気で多分、想像しただけで怖いです。

 
・・・「人とつながれない私(8)」へつづく
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